朝のお祈り 平成20年11月11日(火)

11月11日火曜日

皆さんごきげんよう。朝のお祈りの時間です。

姿勢を正し、心を静かにして下さい。

「夕焼け」

  私の家から、関門橋の向こうに沈む夕陽を見ることが出来ます。この時季の暮れ時ほど美しいものはありません。毎日色

模様が変わります。薄紅色から、真っ赤に、そして葡萄色へと移ろう大自然のパノラマは、一口では説明のつかない色合

いです。これほど美しい秋の夕暮れは、古来歌に詠まれ、物の本に書かれています。新古今集に収められている、藤原定

家、寂連、西行が詠んだ三夕の歌。結びの句に「秋の夕暮れ」の語句がある、高校、二三年生にはよく諳んじられているは

ずの歌ですね。

  また吉田兼好の『徒然草』の中にも、死を目前にした人が「私は、この世に何の心残りもない。がしかし、美しい夕空の移

り変わりをこの目で見られなくなると思うと残念だ」と言って息を引き取ったという件があります。

  私たちは自然環境に恵まれています。しかし、それが当たり前になって何も気付かなくなってきています。刻一刻と変化

していく空や、海や、山や川の様子が何の感激ももたらさない。目の前にあることを片付けるので必死であろうとは思いま

すが、毎日の登下校のほんの一瞬でも良い、少しでも心を遣ってみてください。そして美しさに気付いて下さい。さらにそ

の気持ちをどういう手立てでも良いから表して下さい。そのことが日本という風土で生活している私たちの責務だと思いま

す。

それでは、私たちが今なすべきことがきちんとなされ、それが後から来る人たちに引き継がれていくことを願い祈りましょう

天におられる私たちの父よ
み名が聖とされますように
み国が来ますように
み心が天に行われる通り地にも行われますように
私たちの日ごとの糧を今日もお与え下さい
私たちの罪をお許し下さい
私たちも人を許します
私たちを誘惑に陥らせず
悪からお救い下さい
                       アーメン
これで朝のお祈りを終わります

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