9月16日火曜日
皆さんごきげんよう。朝のお祈りの時間です。
姿勢を正し、心を静かにして下さい。
「秋の日に」
夏の盛りに蝉が騒々しいくらいに鳴く様を、「蝉時雨」といいますが、9月のこの時季に、虫たちが一斉に鳴き競うのを「虫
の市(いち)」と表現します。市井の賑やかさに例えたものでしょうが、陽が落ちるのが早くなるにつれ、虫たちの天下がや
ってきます。スイッチョンのウマオイ、ガチャガチャのクツワムシ、コロコロリーリーのコオロギ、チンチロリンの松虫、リーンリ
ーンの鈴虫と、虫たちの大合唱が始まります。高音部、低音部とそれぞれ鳴き分け、私たち人間の耳を楽しませてくれま
す。その虫たちは、生まれたその時から、土に帰るまで、自然から与えられたものだけを食べ生きています。そのお返しに
美しい声を奏で、やがて土を肥やします。私たち人間はその土から命を貰い生きています。多くの命をいただきながら歳を
重ねていることに気が付いているでしょうか。いただいたら返す、当たり前のことが忘れられていることが残念です。
虫たちの美しいハーモニーを、英語の「hear」門構えのきくでなく「listen to」耳偏のきく、「耳を傾ける」の心で聴くならば
、その声の、声なき部分が解るのではないでしょうか。
それでは私たちが、何にでも耳を傾けることができるように願い祈りましょう。
天におられる私たちの父よ
み名が聖とされますように
み国が来ますように
み心が天に行われる通り地にも行われますように
私たちの日ごとの糧を今日もお与え下さい
私たちの罪をお許し下さい
私たちも人を許します
私たちを誘惑に陥らせず
悪からお救い下さい
アーメン
これで朝のお祈りを終わります。 |